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七夕ディスプレイ

七夕ディスプレイ

七夕ディスプレイ

 

 

先日7月2日木曜日に

有田町立有田小学校のエントランスに造花で製作したディスプレイを設置させて頂きました。

 

これは小学校の評議会の会議で

子供達に焼物以外の芸術を見てもらいたいと言う事で決まった事業です。

費用は学校PTAと評議会が主催しているアルミ缶回収費と、バザー会計から支出されました。

 

 

 

6月の中頃の会議で可決されたもので、

子供達に是非夏休み前に見せてあげたいという事で、

急ピッチで製作する事に。

まずは土台の作成から進めなければなりません。

時期的に七夕で行こうと言う事に決めました。

子供達の書いた短冊🎋も作品の一部にする予定でデザインしました。

デッサンを起こし、ホームセンターで購入したコンパネと材木で

作品を固定するベースの製作。

今回の主役である、お祭り用の大きな盃をAmazonにて購入。

マンザニータの枝をベースに苔玉や、造花のプランツ類を配置していきました。

 

ここまで来るのにも結構な労力です。

まるでジャパンカップ並みのサイズ感。

ここまで来たら、大変でしたが出来上がりが楽しみです。

 

子供達に焼物以外の芸術を見せてやりたいと言う意図なので、

作品に一切妥協はしませんでした。

黒ペンキの塗り残しはないか、オアシスのベースが見えていないか、見たときの目線の位置は適当かなどなど、。

更にグリーンや、ランの花を足していきます。

 

作品は店の作業場で一旦完成させました。

その上で、現場にて再構築という手法を取りました。

 

 

 

完成作品

 

タイトルは

あふれる夢

みんなにわかりやすいタイトルにしました。

七夕に飲むとされる甘酒と天の川を、花に例えてあふれんばかりのみんなの夢を

表現しました。

 

 

 

 

 

 

作品解説

 

作業は当日朝から行い、99パーセント完成させ、その日の昼休みに

5、6年生に集まってもらい、用意した短冊を笹につけてもらいました。

 

そしてせっかく集まってもらったので、

七夕にちなんだ話や、

5つの節句

1月1日、3月3日、5月5日、7月7日、9月9日

の意味や成り立ちについて自分が知っている限りを子供達に伝えました。

子供達は勿論今は大人もその意味が分からずやっていたり、

わからないからそもそも気にもしていなかったり、

しがちな現代ですが、

100パーセントできないにしても、

日本人としてせめて意味を知るとか、本来の形の省略形であるとかのことくらいは知っておきたいものです。

花に携わっていると特にそう思ったりするものです。

 

 

 

子供達の短冊を含めた完成作品。

あふれる夢

大きな夢から小さな身近な希望まで記した短冊たち。

夢については、

今将来の夢を持っている人はいるかもしれませんが、今はまだ無いのが普通だと思います。

大切なのは、夢を持つことではなく目の前のことに一生懸命に取り組む事です。

一生懸命やっていると、面白くなり

やがて道が拓ける。出会うべき人にも出会えます。

というようなお話を自分の経験を交えてお話させ頂きました。

キラキラ目を輝かせて聴き入る子供達を見て、

やってよかった

そう心から思いました。

作品は今年度中、常備設置されています。