アレンジ教室 秋の装い 〜ヴェゲタティフ〜植生的
9月14日木曜日
先日12日、個人レッスンのアレンジ教室を行いました。
今回のテーマは植生的、ドイツ語でヴェゲタティフに生ける、です。
器の下の方に生長点をイメージして、アレンジの真上にある太陽に向かって咲く植物のイメージ。
器の上の面を大地に見立て、
小さな器の中に森をそのまま切り取って再現する、というアレンジ方法を
やってみました。
非常に難しい内容なのでかなり苦戦して挑まれました。
こちらが生徒さん作品。
花と花の間になんとか空間を取って、
植生的風に持ってこようという姿勢は見えました。
しかし、この内容は非常に高度です。
元来たった一回のレッスンでできるはずのない内容なのでした。
アドバイスとしては、アレンジの頭の上に太陽をイメージする事。
枝と枝の間から向こう側が垣間見える事、そうする事で、水平な地面の存在がより分かりやすくなるからです。
そして手直しの作品がこちら
枝を手でため、内側の空間をより大きくしました。
枝の種類、花の種類をグルーピングして、群生した様子を表すことで、
より植生的なアレンジの近付けました。
その上でダイアなどより存在感の強すぎるものを低く持ってきたり、
ケイトウなどを曲がった枝に対して垂直に立てる事、
吾亦紅など存在の弱いものを思い切り高めに。
様々な要素をミックスし、一つのアレンジが出来上がっています。
次回はハロウィンのアレンジを自主制作したいという事でした。