ETを観た
6月26日 日曜日 晴れ
今日はあかさかルンビニ園の運動会だった。
子供も大人も頑張り、
そして楽しく頼もしく見守った1日。
子供達の成長を肌で感じた日にもなった。
お昼頃、運動会も終わり、
先日、TSUTAYAで3枚3,000円で
子供達に見せるためと
まだCGの無い時代の往年の名作を見たい願望に駆られ
DVDを買ってきた。
バックトゥーザフューチャーⅠ、インディージョーンズ 魔宮の伝説、
そしてETの3本だ。
運動会の後、子供達と一緒にETを観た。
ETは僕が小学3年生の時に佐世保で母親と最初に観た映画だった。
当時は未知の生物と少年との心の交流と友情を描いた映画
そう理解していた。
勿論、それも間違ってはいないのだが、
今、自分の子供達と観た後、この映画は全く違う感想を持ったのだった。
【これは大人のための映画だ】
そう思ったのだ。
主人公エリオットは未知の生物にETと名付けかくまう。
最初ETは言葉も何も解らず、ただ家を荒らすだけの存在なのだが
高等生物であるETは驚くべきスピードで言葉と地球の事を習得して行く。
ついにはガラクタで宇宙船と交信する機械まで作ってしまう。
そして宇宙船の迎えが来て、
別れを惜しむエリオットに
彼の頭を指差し、
【ずっとここにいるよ】
と言って故郷に帰って行く。
超簡略化して言えば
そういうお話なのだが、
まるで、
まるで、
親元を離れ都会に出る子供の成長ドキュメンタリーのようではないか〜〜‼️
親代わりに見守っていたエリオットがいつの間にか、子供子供と思っていたETに追い越され
子離れを迫られる。
【守破離】
この言葉を思い出した
師匠の規律を守り、
師匠の規律に疑問を持ち破り、
師匠から独立する。
仕事であれ、
家族であれ、
なんであれ、
人間なら必ず皆
通る道だ。
今、この横で一緒にカレーを食べている子供達もいつの間にか大きくなり、
旅立つ日がくるのだろう。
そしてそれを見守るエリオットの母親。
彼女の心は、、またもう一つ上の世代の心にどう響くのだろうか?
世代を超えて愛される映画
と言う理由が身をもって理解出来た時間だった!
今更ETか、
などというのは簡単だが、実に勿体無い。
過去にこの映画を見た人こそもう一度見て頂きたい。
きっと過去に感じた感想と違った感想を持つだろう。
見る人の数だけ感想が存在するだろう。
それ程奥深い映画だ、ET。
いやー映画って本当にいいものですね〜〜‼️